機能的神経疾患センター

外来診療担当表

 
午前 山本一 山本一
午後 山本一

※()内の数字は医師が診療にあたる日です。

日曜・祝日は休診です。その他の休診日は診療科により異なります。外来診療担当表をご覧下さい。
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医師紹介

  • 山本 一徹センター長
    山本 一徹
    専門分野
    機能神経外科
    経歴
    2010年札幌医科大学 卒業
    東京女子医科大学脳神経外科 平 孝臣教授およびトロント大学Toronto Western Hospital脳神経外科 Andres Lozano教授のもとで機能神経外科を学び、多数の手術を経験。
    専門医・認定医等
    • 日本定位・機能神経外科学会技術認定医
    • 日本脳神経外科学会専門医
    • 日本脊髄外科学会認定医
    • 日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科専門医
    定位的脳手術(高周波脳凝固術、脳深部刺激療法、集束超音波)に加え、脊髄刺激療法、髄腔内バクロフェンも執刀。周術期管理や外来診療も行います。

機能的神経疾患とは?

対象となる疾患

パーキンソン病、本態性振戦、その他の振戦、ジストニア、イップス、痙縮、神経因性疼痛、ハンチントン舞踏病、その他の不随意運動、一部の末梢動脈疾患

パーキンソン病

動いていない時に手や足など体の一部がふるえる、体がこわばる、動きが減る、動きが遅くなる、歩く時にバランスが崩れやすくなる、といった症状が現れます。ふるえのみが目立つ方も、多様な症状が見られる方もいます。左右どちらかの症状がより悪いことが多いです。時間が経つと症状が悪くなっていきます。

治療法の例 高周波脳凝固術、脳深部刺激療法、集束超音波など
本態性振戦(ほんたいせいしんせん)

体の一部がふるえる病気です。字を書く時や水を飲む時など、主に手を動かす時にふるえますが、足や首がふるえる方もいます。加齢とともにふるえが強くなる傾向があります。家族や親戚内で同様にふるえる方がいる場合も多いです。

治療法の例 高周波脳凝固術、集束超音波など
ジストニア

体の一部または全身に無意識に力が入ったり、こわばったり、引きつれたり、ねじれたり、固まったりします。
音楽家に見られる手や足、口のジストニア(ピアノの鍵盤がうまく弾けない、ギターの運指がうまくいかない、ドラムがうまく叩けない、吹奏楽器をうまく吹けない・押さえられないなど)、字を書くとき指が勝手に曲がったり伸びたり力が入ってこわばったりする書痙(しょけい)、野球選手やゴルファーなど、様々なスポーツ選手に見られるイップス、理美容師の方のハサミがうまく使えない、頭が勝手に横を向く・首が勝手に傾いたり捻れたりする(痙性)斜頸(けいせいしゃけい)など、色々なジストニアがあります。遺伝性とそうでないものがあり、遺伝性のものには、その原因遺伝子が特定されているものも多数あり、家族や親戚内でジストニアを発症する方もいます。

治療法の例 高周波脳凝固術、脳深部刺激療法、ボトックス注射など
痙縮(けいしゅく)

脳性麻痺(小児麻痺)や脊髄損傷、頭部外傷、脳卒中の後など、手や足が突っ張り、こわばる症状を呈します。痙縮には、しばしば痛みを伴い、痙縮による関節の運動制限のみならず、付随する痛みも日常生活に影響を及ぼします。

治療法の例 髄腔内バクロフェン持続注入療法、ボトックス注射など
難治性疼痛(なんちせいとうつう)

緩和の難しい慢性的な痛みです。原因は様々で、幻肢痛、複合性局所疼痛症候群(CRPS: complex regional pain syndrome)、糖尿病に伴う痛み、神経根障害性疼痛、神経叢障害性疼痛、三叉神経痛といった末梢神経痛、脳梗塞や脳出血といった脳卒中の後に起こる痛み(視床痛など)、脊椎・脊髄手術を行っても改善しない背中や腰、脚の痛み(FBSS: failed back surgery syndrome)などが含まれます。

治療法の例 高周波脳凝固術、脳深部刺激療法、脊髄刺激療法など

当センターにおける治療

多くの場合、飲み薬による治療から開始するのが基本ですが、治療効果が不十分な場合や、アレルギーや副作用等で飲み薬が身体に合わない場合など、手術治療が選択肢となります。
※当センターの治療は原則、保険適応となりますので、お気軽にご相談ください。

定位的脳手術(ていいてきのうしゅじゅつ)

特殊な装置を用いて、脳の異常部位やその関連部位に、ミリ単位あるいはミクロン単位の非常に高精度な治療を施します。これには以下のような治療法があります。

脳深部刺激療法(DBS: deep brain stimulation)

脳に電極を入れて、電気刺激して症状を改善させる治療です。電極は導線を通じて、皮膚の下に植え込んだ専用の刺激装置と接続され、これらは全て皮膚の下に植え込まれます。手術中、電極を通して試験刺激を行い、有効性や安全性を確認します。

長所 電気刺激の部位や刺激方法などの微調整が可能なこと、可逆的(脳を凝固しないため、電極を抜けば元通り)であることなどが長所とされます。
短所 電極や導線、刺激装置を体内に植え込む必要があります。皮膚切開し、頭の骨に1円玉の大きさより小さな穴を開けます(専用のフタをします)。
高周波脳凝固術(RF: radiofrequency ablation)

脳に細い電極を入れて先端の温度を上げ(熱凝固)、症状を改善させる治療です。手術中、電極を通して試験刺激を行い、有効性や安全性を確認します。

長所 身体に電極や導線といった人工物を残しません。
短所 髪の毛に隠れる場所に数cm皮膚切開し、頭の骨に1円玉の大きさより小さな穴を開けます(専用のフタをします)。
集束超音波(FUS: focused ultrasoundあるいはHIFU: high-intensity focused ultrasound)

メスを使わない手術。超音波を脳の一点に集中させ、温度を上げて(熱凝固)、症状を改善させる治療です。治療中、安全な温度で超音波照射を行い、有効性や安全性を確認します。

長所 皮膚を切らず、頭の骨に穴を開ける必要もありません。
短所 治療当日、髪の毛を剃る必要があります。頭蓋骨密度が低いと温度が上がりにくい場合があります(事前の検査で確認します)。

脊髄刺激療法(せきずいしげきりょうほう)

背中から脊髄硬膜外腔と呼ばれる脊髄のすぐ外の空間に電極を入れ、脊髄を電気刺激する治療です。脊椎・脊髄手術を行っても改善しない背中や腰、脚の痛み(FBSS)、複合性局所疼痛症候群(CRPS)や糖尿病に伴う痛み等

髄腔内(ずいくうない)バクロフェン

筋肉をほぐす薬「バクロフェン」は、脊髄の周りにある髄腔(ずいくう)というところに投与すると高い効果を発揮します。本治療では、腹部の皮膚の下に植え込んだ専用のポンプから、細い管を通して髄腔の中にバクロフェンを少しずつ注入することで、痙縮を改善します。
これにより、
①本人が動きやすくなる
②周囲の方が介助・介護しやすくなる
③痙縮に伴う痛みが改善する
といった効果が期待されます。

当センターの特長

経験豊富な医師による治療

多数の手術・治療を経験してきた、機能的神経疾患を専門とする経験豊富な医師が診療にあたります。

豊富な治療選択肢

定位脳手術においても、脳深部刺激療法に加え、高周波脳凝固術、集束超音波療法が可能です。専門的な観点から説明を行い、患者ご本人やご家族の方とよく話し合った上で最適な治療法を選択します。

遠方の方でも治療可能

当センターでは、全国どこからお越しいただいても診療を行います。通院等に関しご不安があっても、最適な治療選択肢をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。もちろん、関連病院に限らず、全国の全てのクリニックや病院からも、ご紹介いただけます。

当センターで治療対象となる疾患は、診断が容易でない場合も多く、長年症状に悩まされているにもかかわらず診断がわからなかったり、診断されても治療可能であることがあまり広く認識されていなかったりと、なかなか適切な治療にたどり着けずにいらっしゃる方々も多いのが現状です。症状に心当たりのある方は、当センターを直接受診いただくか、かかりつけの医師に紹介状を書いてもらい当センターを受診いただくことで、専門的見地から診療させていただきます。お困りの症状がございましたら、ぜひご相談ください。

〜症状に心当たりのある方や、そのご家族の方へ〜

当センターとして最大限お力になれるよう、治療法を検討させて頂きます。機能的神経疾患を専門とする医師が診療にあたりますので、上記のような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

※本ウェブサイトでは、医療者でなくとも可能な限りわかりやすいような表現を使用するよう努めています。万が一、わかりにくい内容がございましたら、ご遠慮なくご質問ください。

診療を受けるにあたって

当センターは予約制にて診察を行ないます。前もってお電話で予約されてから受診くださいますようお願いします。
紹介状は初診受付時に総合受付にお出しください。
病院代表から予約センターへ繋いでご予約をお願いします。

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【予約センター受付時間】
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