院長挨拶

院長挨拶

当院の前身である茅ヶ崎徳洲会総合病院は昭和55年に247床開院、昭和62年には現在の419床に増床され、平成24年10月1日に現在の藤沢市辻堂へと新築移転をいたしました。以後機能拡充を図りながら、「24時間365日 いつでもだれでもが、安心して医療を受けられる地域社会」の創造に貢献できることを病院の最大目標としています。
一般治療にとどまらず各種専門外来を設け、地域住民のニーズにきめ細やかな対応と最善の医療を提供することを理想とし、健診ドックや多分野の公開医療講演を通して予防医療にも貢献したいと考えております。

安全で確実な医療

医療の質を客観的に評価するため外部評価を受けており、日本医療機能評価機構認証に加えて、2016年からは国際医療評価機関(JCI)の認証も取得・更新を続けております。厳しい審査基準に対応できる病院になったことで、より安全で質の高い医療が提供できるようになりました。
院内においても医療安全管理体制・倫理コンサルティング体制を整備し、職員の医療安全研修を定期的に継続、今後も必要な医療機器などの更なる整備に努めていきます。

断らない医療

救急指定病院として救急車受け入れは年間約10000台に上り、各科の垣根を作らず総合的な救急医療体制を敷いております。
外来患者数は土曜日も含め1日平均約1000人にご利用頂いており、COVID19に対しても発災当初より県内有数の専用病棟と専門外来を設け、湘南地域の急性期基幹病院の一つとしての責務を担っています。

高度な先進医療

手術支援ロボット(ダヴィンチ)やCT画像作成装置を用いたコンピューター支援脊椎手術、MRガイド下収束超音波治療、高精度放射線治療装置を用いた定位放射線治療、ハイブリッド手術室による血管内治療など最新で安全な医療機器、設備の整備、優秀な人材の確保に不断の努力を続けています。

災害に強い病院

神奈川県災害協力病院の指定を受け、耐震構造、自家発電機や燃料の確保、衛星電話やトリアージタグ(重症度選別識別票)などの保有、EMIS(広域災害救急医療情報システム)への参加と入力体制の整備、食糧・飲料水・医薬品の備蓄を行っています。災害時に患者様が多数発生した場合にも対応すべく、多数傷病者を受け入れる災害訓練も定期的に行っています。

外国人患者様にも寄り添える医療

日本在住、日本を訪れた海外の方々の受け入れにも取り組んでおり、国際医療支援室を中心に多言語対応の体制を整備、外国人患者受け入れ医療機関認証(JMIP)機関にもなっています。メディカルツーリズムにも対応、今後も積極的に受け入れを行う方針です。

当院は多くの各科学会による施設認定を受けており、毎年十数名の研修医を受け入れる基幹型臨床研修病院でもあります。病む人に寄り添う医療者を目指して様々な職種の人材育成にも力をいれてゆきたいと考えております。令和2年より藤沢市医師会にも加入し、他の医療機関、行政とも更なる密な連携を充実させ、地域に貢献できる急性期総合医療機関を目指してゆきます。安心・安全で質の高い医療が提供できるよう、今後とも職員一同惜しみない努力を継続してゆく所存です。

湘南藤沢徳洲会病院
院長 髙力 俊策