薬剤部

【重要】電話や情報通信機器を用いた診療や処方箋の取扱いについて

当院では、電話や情報通信機器を用いた診療や処方箋の取扱いについては行っておりません。
厚生労働省からの通知においては、新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から、電話診察による処方は可能ですが、無診察での処方箋発行を許可したものではございませんでした。

当院では患者様誤認など様々な混乱が想定されるため、電話診療を行うことは難しいと判断いたしました。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

病院長

当院での薬剤師業務は大きく分けて外来調剤、入院調剤、病棟薬剤業務、医薬品管理、薬剤師外来、チーム医療参加があります。

薬剤部紹介動画

はじめに

薬剤部は薬剤師41名(2022年7月時点)が所属しており、患者様に安心して医療を受けていただけるように、医薬品の適正使用に貢献することで、より良い医療の提供ができるように努めております。国の方針に従って外来処方は院外処方箋の発行にも対応しており、処方箋を応需される調剤薬局との連携を図っています。

理念

患者さんに寄り添い、価値ある行動で信頼される薬剤師になろう!

方針

  • 安心安全な医薬品の適正使用に努める(患者安全の貢献)
  • 患者ニーズに応じた行動に努める(患者満足度の向上、EBMに活かす)
  • チーム医療で薬剤師力を発揮する(専門性の発揮)
  • 途切れない薬物療法に努める(連携の強化)
  • 薬物療法の担い手として自己研鑽に努める(生涯学習の推進)
  • 地域医療継続のために病院経営に参画する(病院経営の貢献)
  • 後進の育成に努める(共に学ぶ)
  • 臨床で生じた疑問解決に努める(研究マインドの醸成)

薬剤部の特色

調剤業務(内服・点滴)

当院には電子カルテ・オーダリングシステムが導入されています。医師からの処方を受け、カルテ記録から体重、年齢、検査値などを確認し、適切な調剤を行っています。処方の疑義がある場合は医師への問い合わせを行います。また、調剤の円滑化のために、散剤・水剤監査システム、自動錠剤分包機を設置するほか、注射薬自動払い出し機(アンプルピッカー)を導入しています。入院の患者様の注射薬では医師からの指示ごとにバーコードシールで管理し、より正確な投与を行っています。さらに、必要に応じて高カロリー輸液の調製を薬剤部のクリーンベンチにて行っています。
窓口対応時では、日本語が不得手な外国からの患者様のために通訳サービスを導入しています。

病棟薬剤業務

病棟薬剤業務実施加算を取得し、入院患者様への医薬品の適正使用の推進に努めています。
入院中の患者様に処方された薬が、安全にお使いいただけるように重複投与、相互作用、配合変化などのチェックを行い、医師や看護師へ情報提供しています。
入院前の投薬歴や服用状況の確認を行い、飲み忘れや飲み間違いがないことや、効果・副作用の確認のため患者様のベッドサイドに伺っています。退院時には、薬剤情報提供書やお薬手帳を必要に応じてお渡しし、ほかの医療機関や薬局、施設でも活用できるようにしています。
また、病棟のカンファレンスに参加して医師・看護師などの他職種と意見交換などを行っています。
日々更新される医薬品の最新情報を収集し、病院内に情報提供しています。院内で使用される薬剤について、粉砕後の安定性や混合できるかといった情報収集を行っています。(DI業務)

外来化学療法

注射抗癌剤の調製を薬剤師が行っています。また、各種認定資格を持つ薬剤師が点滴中のがん患者様へのサポートを行っております。定期的に多職種(医師、看護師、薬剤師、栄養士等)でカンファレンスを行い、情報共有をすることで質の高い医療の提供に努めています。

薬薬連携

2020年4月より、薬薬連携の一環として、院外処方箋に検査値を記載するようにしました。また、お薬手帳シールに化学療法の内容を記載しています。(下記 “がん化学療法 保険調剤薬局の先生へ”を参照下さい)

がん化学療法 保険調剤薬局の先生へ

研修会

近隣の調剤薬局の皆様に向けて、研修会を行っております。ご参加お待ちしております。

研修会はこちら

薬剤師外来

インスリン注射の初回導入指導と自己血糖測定器の取り扱い方の説明を行っています。(予約制)
吸入薬の指導時には、経口吸気量測定器を用いることで適切な吸入器の提案を行っています。

褥瘡チーム:回診 週1、委員会 月1

寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所が床ずれ(褥瘡)になることがあります。院内での褥瘡の発生させないため、また自宅などで発生した褥瘡をいち早く治すため、診療科を越えて褥瘡チームが連携しています。薬剤師は褥瘡の合わせた薬剤の準備、多職種メンバーとの意見交換を通して、薬剤の情報提供を行っています。

栄養サポートチーム(NST):回診 週1、委員会 月1

栄養状態がすぐれないなど、病棟より依頼があった入院患者様を対象として、多職種メンバーと意見交換を行い、栄養面の提案をしています。食事に影響のある薬剤や、医薬品の栄養剤を中心に提案、情報提供を行います。

感染制御チーム(ICT):回診 週2、委員会 月1

耐性菌の増加を防ぐ目的で、抗菌薬を適切に使用されているか調査しています。抗菌薬の使用状況について統計を行い、適正使用に寄与しています。また、院内感染を防ぐために病棟が清潔に保たれているかどうかなどの院内を調査しています。

転倒転落サポートチーム:回診 週1、カンファレンス 月1

病因、薬剤的原因など、様々な理由で廊下やベッドから転倒、転落してしまう患者さんをなくすために、診療科を越えて転倒転落サポートチームが連携しています。薬剤師は多職種メンバーとの意見交換を通して、転倒転落のリスクになる薬剤の影響について情報提供を行っています。

認知症・せん妄サポートチーム:回診 週1、カンファレンス 月1

様々な理由で認知機能障害を起こしている患者様が安心して入院していただけるように、多職種が生活の改善や薬剤の内容についてサポートを行っています。薬剤師は多職種メンバーとの意見交換を通して、認知機能障害のリスクになる薬剤の影響について情報提供を行っています。

グループ病院への業務支援

全国各地に施設を持つ徳洲会グループは、「命だけは平等だ」という理念のもと、離島・僻地など人口の少ない市町村でも充実した医療が受けられるように薬剤師の業務支援を行っています。

TMAT活動への協力

TMAT(特定非営利活動法人)は、世界の人々の生命と健康を守るため、医療・災害支援・教育などの総合的な医療支援を各国政府やNGO、地域団体と協力しながら活動しているNPO団体です。徳洲会グループのメディカルスタッフを中心に活動しており、薬剤師も重要な役目を担っています。研修を受けた薬剤師が、TMAT災害医療救援活動を行っています。

その他

医療安全委員会、薬事委員会、医薬品安全管理委員会、医療の質向上委員会、リスクマネージメント委員会、クリニカルパス委員会など、多職種が関わる委員会に参加しています。

認定薬剤師(2022年7月時点)

医療薬学専門薬剤師 1名
外来がん治療専門薬剤師 1名
がん専門薬剤師 1名
がん薬物療法認定薬剤師 2名
外来がん治療認定薬剤師 2名
小児薬物治療認定薬剤師 1名
日本糖尿病療養指導士 4名
認定実務実習指導薬剤師 4名
日病薬病院薬学認定薬剤師 2名
薬剤師研修センター研修認定薬剤師 3名
スポーツファーマシスト 3名

学会発表

2014年 第8回 日本緩和医療薬学会
演題名「当院におけるフェンタニルクエン酸塩舌下錠採用後に使用実績の得られた2例」
神奈川県薬剤師がん疼痛緩和研究会 第10回学術セミナー
演題名「当院におけるフェンタニルクエン酸塩舌下錠の使用経験」
2015年 第25回日本薬学会年会
演題名「ドライパウダー吸入器(DPI)のマウスピース形状は最大吸気速度に影響を与えない。」
演題名「ドライパウダー吸入器(DPI)未経験に対する吸入パターン視覚的指導の効果」
第58回日本糖尿病学会年次学術集会
演題名「当院内科各科における経口血糖降下薬(OHA)の使用状況」
第9回 日本緩和医療薬学会年会 優秀発表賞 受賞
演題名「メサドンの薬理作用発現機序の解析:NMDA受容体非依存的なモルヒネ低感受性
μ-オピオイド受容体関連シグナル応答」
2016年 第26回医療薬学会年会
演題名「大腸がん化学療法(FOLFOX、XELOX、SOX、FOLFIRI士分子標的薬)の当院での制吐薬使用状況」
2017年 第27回医療薬学会年会
演題名「治療切除不能膵臓癌へnab-PTX+GEM療法を隔週投与された症例の副作用と効果について」
日本臨床腫瘍薬学会学術大会2017
演題名「TS1初回導入患者における薬剤師外来でのアドヒアランス変化と監査用定型文の有用性の検討」
2018年 第28回医療薬学会年会
演題名「当院での抗PD-1 抗体 Pembrolizumabの使用状況」
第48 回日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会
演題名「救急領域における当院薬剤部のプレアボイド実績」
2019年 第29回医療薬学会年会
演題名「当院でのPembrolizumab使用状況、効果、有害事象、ルーチンの検査項目を統一後の変化」
第49回日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会
演題名「ノモグラムを用いたバンコマイシン初期投与設計とその効果に関する検討」
2020年 第140回日本薬学会
演題名「薬剤関係のニアミスの低減」
第30回医療薬学会年会
演題名「当院での抗癌剤関連の疑義照会内容の分析(薬剤関連のニアミスの低減の一環として)」
2021年 第31回医療薬学会年会
演題名「当院での抗癌剤関連の疑義照会内容の分析(薬剤関連のニアミスの低減の一環として)」
演題名「令和2年度診療報酬改訂を契機としたバンコマイシンTDM業務の拡充とその効果」
共同執筆 慢性疼痛治療 現場で役立つ オピオイド鎮痛薬の必須知識
オピオイド鎮痛薬の薬理学

薬剤部へ就職を希望される方へ

共に学び、共に働く。
当院薬剤部の業務や雰囲気を知っていただくために、病院見学を承っています。

教育計画

新規入職者には日常業務の教育を担当するチューターが付きます。(新卒、中途問わず)1人の新人に対して、2年目と3年目以降の先輩で構成する教育チームが、業務手順や薬剤師としての知識などを指導します。中途採用の場合は年次が近い薬剤師が対応します。何か月も同じ業務を続けるのではなく、日替わりで様々な業務をローテーションしています。

1年目

病院薬剤師の基本業務を中心に学び、夏ごろには一人で監査ができるように教育していきます。個人の習熟度に合わせて、チューターが補助します。秋ごろには当直業務、冬には病棟業務とステップアップしていきます

2年目

病棟業務が本格的に始まり、同時に新しく入職してくる薬剤師のチューターも担います。自己の勉強と後輩の指導を両立していきます。所属病棟の薬剤師を中心に先輩から指導を受け、後輩と一緒に業務を見直すことで新しい発見が多くなるかと思います。また、2年目からは離島・僻地の応援業務も始まり、医療資源の限られた環境での業務を経験することで、薬剤師としての広い視点を養います。

3-5年目

病棟薬剤師として独り立ちをし、褥瘡、ICT、NST、化学療法、医薬品管理や各種委員会など、様々な新しい業務を経験します。担当病棟をローテーションし、認定習得なども視野に入れながら、広い分野を学んでいきます。また、先輩として新人教育を担当する後輩をサポートし、薬剤部の中核を担っていきます。

5年目以降

中堅の薬剤師がスキルアップするのを助け、自身もより専門性の高い薬剤師として従事し、認定取得を目指していきます。病院内だけではなく、徳洲会グループ全体の業務や院外での活動なども担います。

徳洲会グループとしての教育計画

徳洲会グループでは、前述の湘南藤沢徳洲会病院独自の教育プログラムに加え、グループ間での教育プログラムも実施しています。グループ病院の1年目を対象とした集合研修を、年に2回実施しています。また、経験を積んだ職員を対象とした中堅研修を年3回実施し、スキルアップを後押ししています。これら集合研修とは別に、グループ間の他の病院での実務体験型の交換研修や、各種認定・専門薬剤師を育てる講義型の研修を行い、徳洲会に在職する薬剤師の活躍の場を広げる活動を行っています。

診療科・部門