当院でのお産について

はじめに

当院では自然なお産に力を入れています。

横向きや四つん這いでもお産ができます。また、医師の許可がある方は畳のお部屋でのお産も行なっています(詳しくはお尋ねください)。

総合病院ですので持病をお持ちの方も症状や状態にもよりますが当院でお産できることがあります。また、お薬の使用など医療介入は必要最低限です。しかし、緊急時は母子の安全を最優先に分娩誘発・促進、鉗子分娩、帝王切開などの介入は行なわせていただきます。

小児科も24時間体制で連携していますので、必要時は小児科医師も立ち会い分娩となります。また、34週以降で対応できるNICUも併設されています。

和痛分娩や無痛分娩、計画分娩は行なっていませんのであらかじめご了承ください。

お産は一生に数回しかないものです。ママとパパがどのようなお産にしたいか、よく話し合った上でお産をする場所を決めていただけたらと考えております。
当院の方針を“いいな”と思って頂けたら幸いです。

当院はアドバンス助産師が7名在籍しています(2018年9月現在)。

スタッフ一同お待ちしております。

アドバンス助産師とは

日本助産評価機構に助産実践能力熟成段階(クリニカルラダー/CloCMiP)®レベルIIIの認証制度で認証された助産師がアドバンス助産師と呼ばれます。

日本では助産師の免許制度は更新制ではなく、免許取得後に助産師個人の能力を知る術がないという現実があります。CloCMiPレベルIII認証制度では、助産師実践能力を客観的に評価する仕組みで、助産師が継続的に自己啓発を行い、専門的な能力を高めることにより、妊産褥婦・新生児に対し、安全で安心な助産ケアを提供できること、社会や組織が助産師の実践能力を客観視できることを目的としています。

レベルIII認証申請には、まずは施設内認証を受け、一定数の症例の経験、必須研修の受講を終了していることなど、書類審査を通過した後に、客観的試験にて能力評価を受けることが義務付けられています。このCloCMiPにてレベルIIIを認証された助産師は、「自立して助産ケアを提供できる助産師」とされています。

当院にはアドバンス助産師が7名在籍しており、助産ケアの向上に努めています。

血管確保

緊急時にすぐ対応できるように、血管確保(点滴)を全例実施させていただきます。

会陰切開(episiotomy)

当院では慣習的な会陰切開を行いません。会陰切開を行わなくても自然に裂けることがあります。会陰切開による傷と自然に裂けた傷では、自然な傷のほうが痛みも少なく、その他の問題も少ないことがはっきりしています。ただし、医師が必要と判断した場合は行っています。

陣痛の誘発と促進

陣痛の誘発や促進をする場合

  • 妊娠高血圧(妊娠中毒症)、胎児の不調などのために、早く分娩となったほうが母児にとって安全と考えられる場合
  • 予定日を過ぎても(妊娠41週6日になっても)陣痛が始まらない場合
  • 満期の破水後陣痛が開始しない場合
  • 分娩進行中に陣痛が微弱となり、分娩が進まなくなった場合

陣痛の誘発や促進には分娩監視装置や微量点滴ポンプを用いて、過強陣痛や胎児仮死、子宮破裂などの合併症が起こることのないようにしています。また、これらの合併症を予防するためにも、2種類以上の薬を同時に使用しないようにしています。
薬を使っても順調に分娩が進行しない場合には帝王切開が必要となることもあります。
また、医学的適応のない場合の計画分娩は基本的には行っていません。
陣痛促進または痛誘発を行う場合には、必要性や合併症について再度の説明を行います。

薬の種類と使い方

子宮収縮剤は、「陣痛誘発剤」「陣痛促進剤」とも呼ばれています。両者は同じような意味で使われていることもありますが、正確には次のように分類されます。

  • 陣痛誘発:まだ陣痛が始まっていない妊婦に対して陣痛を起こさせる。
  • 陣痛促進:すでに陣痛が始まっている妊婦に対して陣痛を強める。

当院で使用している薬

プロスタグランジンE2
(主に陣痛誘発剤として使用)
経口の錠剤です。陣痛が発来していない妊婦に対して、使用します。1時間に1錠ずつ、1日最高6錠まで服用します。服用しているうちに陣痛が強くなってきた場合は、服用を止めてそのまま様子を見ます。分娩監視装置を使って、赤ちゃんの状態を確認します。
オキシトシン
(陣痛促進剤として使用)
点滴静脈注射で行います。輸液ポンプを使用して少量から始め、お母さんと赤ちゃんの状態を分娩監視装置で確認しながら点滴する速度を調節します。
基本的には、子宮口が4~5cm開いているのに分娩が進行しないような場合に使用します。

入院中のスケジュール

お産後のスケジュール

赤ちゃんのK2シロップは、消化管出血の予防目的で飲みます。
※先天性代謝異常の検査結果は、小児科の1ヶ月健診でお伝えします。
※上記は予定になります。状態により変更する場合があります。
※小学生以下の面会はご本人のお子様のみとさせていただきます。

退院後は無理せず平穏な生活を送るように心がけましょう。痛みや出血が改善しない場合は、病院へ連絡してください。

帝王切開後のスケジュール

赤ちゃんのK2シロップは、消化管出血の予防目的で飲みます。
※先天性代謝異常の検査結果は、小児科の1ヶ月健診でお伝えします。
※上記は予定になります。状態により変更する場合があります。
※小学生以下の面会はご本人のお子様のみとさせていただきます。

退院後は無理せず平穏な生活を送るように心がけましょう。痛みや出血が改善しない場合は、病院へ連絡してください。

お祝い膳

LDRルーム

「LDR」とはLabor(陣痛)・Delivery(分娩)・Recovery(回復)の頭文字をとった略語であり、米国で生まれたシステムです。

陣痛室・分娩室・回復室が一体となった病室で、妊婦さんは移動することなく同じ部屋で過ごすことができます。

陣痛時と分娩後の回復時に部屋を移動するのは、妊婦さんにとってとても大きな負担となります。 その点、「LDR」では、リビングや寝室のような雰囲気でリラックスすることができ、陣痛分娩のときの移動も必要ありません。その場で分娩を行うので、手術室の堅苦しい雰囲気がなく、妊婦さんのストレスが少ないといわれています。

ご主人やご家族も無理なく出産に立ち会うことが可能となります。

種々の書類と手続き

手続きに必要なもの

出生届

出生後、母子手帳と出生証明書(病院で用意します)に記入をしてお渡しします。 出生当日を含めて14日以内に名前を決め、印鑑・出生証明書・母子健康手帳を持参して最寄りの役所に届け出をします。

母子健康手帳

お子さんが小学校入学までの大切な成長の記録です。
健康診断や予防接種、病院にかかる時には持参しましょう。

出生連絡票

母子健康手帳の中にあるハガキです。保健所からの家庭訪問や予防接種などの足がかりになります。早めに送りましょう。

出産育児一時金

加入している保険に申請することにより受け取ることができます。

手続き方法

社会保険加入者 勤務先、もしくは社会保険事務所から用紙を受け取り、退院前日までであれば氏名を記入の上、病棟受付(事務員)に提出して下さい。退院後は1Fフロントに申し込んで下さい。
国民健康保険加入者 手当金の申請は役所で行います。病院の証明は必要ありません。

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