(郡司 裕介)
第55回日本心臓血管外科学会が、2月20日から22日まで山口県下関市で開催され、私も発表させていただきました。
会場は海峡メッセ下関を中心に、周辺のホテルや施設も利用され、熱気に溢れていました。全国から集まった心臓血管外科の専門家たちの議論は、最新の知見や技術に触れる貴重な機会となりました。
私は「解離性大動脈瘤手術における逆行性送血流の可視化による塞栓症リスク評価」というタイトルで発表しました。解離性大動脈瘤の治療に関するテーマで、数値流体力学という物理学の分野を応用し解析したものになります。株式会社MedicalCirculatorとの共同研究です。手術中の血液の流れを可視化することで、脳梗塞のない安全な手術を目指しています。
今回の発表で多くの先生方からご質問やご意見をいただき、今後の研究への新たな視点を得ることができました。
また、各種セミナーでは、各分野の第一人者の先生方の講演を拝聴し、大変勉強になりました。学会期間中は、下関の美しい景色や美味しい食事も堪能し、充実した時間を過ごすことができました。今回の学会での経験を活かし、今後の診療・研究に邁進したいと思います。

