本年も湘南藤沢心臓血管外科チームは多くの方々に支えられ、過去最多となる手術数を達成することができました。これもひとえに、近隣の医療機関の先生方のご協力、そして当科を信頼してお選びいただいた患者さまのお陰でございます。心より感謝申し上げます。
来年以降も、湘南エリアの患者さまひとりひとりに最善の心臓外科治療を提供できるよう、チーム一丸となって努力を続けて参ります。また、皆さまに当科の近況や活動内容をお知らせできる場として、ホームページに掲示板を開設いたしました。今後はこちらの掲示板を通じて、情報発信を行っていきたいと考えております。
今回が初回の投稿ですので、本年の大きな2つのイベントをご紹介させてください。現在、日本の心臓外科のトップを走っている2名の先生方を当院へお呼びし、手術の指導をしていただきました。チームとして大きなレベルアップにつながり、これまで以上に高い水準の治療を患者さまに提供できるようになりました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。
2024年10月12日
心臓血管研究所附属病院心臓血管外科の在國寺健太先生をお迎えし、大動脈手術のご講演、手術手技の指導をいただきました。在國寺先生の豊富な経験、手術の考え方、注意すべきポイントなどを共有していただき、スタッフ一同大変貴重な機会となりました。シンプルかつ美しい手術に感銘を受けました。当科で最も症例数の多い大動脈手術ですが、まだまだ改善の余地があります。学んだことをすぐに取り入れていきます。
2024年11月18日
名古屋徳洲会病院 心臓血管外科 細羽創宇先生らのチームがMICS-MVP(小切開による僧帽弁形成術)の手術指導に来てくださいました。これまでより小さい創で、3D内視鏡を使用して安全かつ正確な弁形成術を教えていただきました。また名古屋徳洲会病院の手術室看護師、人工心肺技師の方々も指導に来ていただき、我々スタッフ全員が多くを学び刺激を受けました。これも同じ徳洲会グループの強みです。積極的にこの方法を取り入れ、湘南エリアの患者さまにもより低侵襲な心臓手術を提供していきたいと考えております。
最後に、チームの皆さん、一年間本当にお疲れさまでした。大変な時期もありましたがみんなで支え合いながら、なんとか一年間走り抜けることができました。2025年も引き続きチーム一丸となって、患者さまに良い治療が提供できるように1つ1つやっていきましょう。ありがとうございました。
湘南藤沢徳洲会病院 心臓血管外科 服部滋