お知らせ

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Digestive Endoscopy に永田充医師のUnderwater ESD用の処置具(フード)に関する論文が掲載されました。

論文タイトル:Tapered hood with wide holes in its sides for efficient air-bubble removal during underwater endoscopic submucosal dissection
掲載誌:Digestive Endoscopy 2022; 34: 654
形式:Techniques and Images
著者: Mitsuru Nagata

通常、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)はガスで膨らませた腸管の中で行われますが、近年、ガスの代わりに生理食塩水などの液体を用いる方法(Underwater ESD)の有用性が報告されています。我々は以前からこの方法の有用性を以下の論文で報告して参りました。
Nagata M. Usefulness of underwater endoscopic submucosal dissection in saline solution with a monopolar knife for colorectal tumors
(with videos). Gastrointest Endosc.2018;87:1345–1353.
Nagata M. Underwater endoscopic submucosal dissection in saline solution using a bent-type knife for duodenal tumor. VideoGIE.
2018;3:375–377.

Underwater ESDの欠点として、気泡による視野障害が挙げられます。今回の論文は、気泡による視野障害の改善を目指した処置具(フード)の構造に関するアイデアを述べた内容となっています(特許出願中)。

日本消化器内視鏡学会の会員の方は、以下のリンク先から論文をお読みいただけます。
DOI: https://doi.org/10.1111/den.14232

※学会会員以外の方が閲覧するためには、リンク先で所定の手続きが必要です。

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