2025年1月下旬より、小児科・小児外科の外来が別館2階に移転します。
1月18日(土)~ 1月20日(月)まで休診
1月21日(火)~ 別館2階にて診療開始
電話予約後、受診当日に紹介状(診療情報提供書)をお持ちください
※予約外の当日受付無し
TEL 0466-35-1177(病院代表)
※代表電話から小児科外来にお繋ぎします。
受付時間:月~金曜日(14:30~16:30)
蛇口(9.16.23)
鈴木(2.9.16.23)
蛇口
鈴木
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蛇口
鈴木
鈴木(7.21.28)
蛇口(9.16.23)
鈴木(2.9.16.23)
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鈴木
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鈴木
鈴木(7.21.28)
※()内の数字は医師が診療にあたる日です。
「こどもはおとなのミニチュアではない」
小児外科を説明するときによく使われる言葉ですが、これほど適切に小児外科の特質をあらわした言葉はありません。
こどもはおとなに比べてからだが小さく、とくに新生児・未熟児では非常に繊細な手術のテクニックが必要です。おとなの手術と同じ方法ではこどもの手術は行えません。
しかしもっと大事なことは、こどものからだはおとなのように完成したものではないことです。肺・腎臓・肝臓など身体のあらゆる臓器が発育の途中にあり機能が未熟です。また、身体の機能の調節のしかたもうまくありません。しかも、発育に伴ってこれらの機能はどんどん変化してゆきます。このような子供の特徴を十分に知った上で手術前後の治療をしなければなりません。薬の使い方・点滴のしかたなどあらゆる面でおとなの常識は通用しません。これが小児外科が独立した大きな理由です。
さらに忘れてはいけないことは、小児は心の発達もまた発展途上という点です。体は成人並に大きくなってもまだ心は未熟で、特に急な入院や手術などの場合、不安で泣き出してしまう子も少なくありません。患児本人やご家族に寄り添い、きめ細かい心のケアもできることも小児外科医として重要なことであると思います。
本邦では少子化と小児医療従事者の不足で小児医療施設のセンター化が進んでいますが、未だ不十分で地域によっては時間をかけて遠くの病院への通院が必要な場合もあり、患者家族の大きな負担になることがあります。
当科では鼠径ヘルニアなどの日常疾患を中心に、多様な小児外科疾患全般に対して小児内科をはじめ他の診療科や大学病院、こども医療センターなどの他施設と緊密な連携をとりながら診断・治療を進めていきます。
また、現在近隣に在住で、他の地域で里帰りなどで手術を受けた患者さんや、胆道閉鎖症、鎖肛やヒルシュスプルング病など小児外科特有の疾患で成人期になってもフォローが必要な患者さんのフォローアップや救急対応などの積極的な受け入れを行っています。
気軽に受診できる小児外科として地域医療の一旦を担いたいと思います。
ミルクを吐く | 肥厚性幽門狭窄症、胃軸捻転症、胃食道逆流症など |
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腹痛、発熱 | 小児虫垂炎、腸重積症、メッケル憩室など |
便秘あるいは便失禁 | 鎖肛、ヒルシュスプルング病、慢性便秘など |
肛門あるいは肛門周囲の異常(時に血便) | 裂肛、痔核、肛門周囲膿瘍、痔瘻、大腸ポリープなど |
舌小帯、上唇小帯短縮症、耳前瘻、正中頚嚢胞、梨状窩瘻など
鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、精索水腫、停留精巣、包茎、陰唇癒合など
臍ヘルニア、臍肉芽腫、臍腸管遺残、尿膜管遺残など
良性軟部腫瘍(血管腫、リンパ管腫、石灰化上皮腫など
新生児外科緊急疾患、嚢胞性肺疾患(肺分画症、CPAMなど)、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、悪性固形腫瘍(神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫など)、漏斗胸などは、状況に応じ近隣の小児外}科と連携して治療を行います。
当院では鼠径ヘルニアなどの全身麻酔を要する日常疾患に対する定期手術は、原則毎週水曜日に日帰り、または1泊2日の入院で行っています。
小児外科一般、外科代謝・栄養
1970年卒 東北大学
小児外科一般
1995年卒 昭和大学