神経ブロック治療の効果の少ない痛みに対しての治療

神経ブロック治療の効果の少ない痛みに対しての治療

硬膜外腔は、手術後はもちろんのこと、手術をしていなくても癒着する場合があります。この癒着があると硬膜外ブロックや仙骨ブロックの局所麻酔薬の拡がりが悪くなり、これらの神経ブロックの効果が少なくなります。この硬膜外の癒着を剥離することで、神経ブロック治療の効果が少なかった痛みが軽くなる場合があります。硬膜外癒着剥離術は、特殊なカテーテルを硬膜外腔に入れて、生理食塩水や造影剤・局所麻酔薬の注入する圧力で癒着を剥離する方法です。癒着を剥離する際に、一時的に痛みが強くなることがあります。硬膜外腔の癒着が強い場合や剥離中に強い痛みが生じた場合、無理をせずに終了となることがあります。

硬膜外癒着剥離術を行う前に、硬膜外腔に造影剤を入れて癒着部位を確認する必要があります。造影剤を使用しますので、造影剤アレルギーのある方には行えません。

使用するデバイス

穿刺針

カテーテル

硬膜外癒着剥離術の主な対象疾患

主な対象疾患は以下の3つです。

  1. 腰部脊柱管狭窄症
  2. 椎間板ヘルニア
  3. 腰椎術後疼痛

また、硬膜外ブロックや仙骨ブロックの効果が乏しく、硬膜外ブロックや仙骨ブロックに薬液注入時痛の強い患者さんは硬膜外腔の癒着の可能性があります。

必要な入院日数と退院までの流れ

硬膜外癒着剥離術は、当院では2泊3日で行います。手術前日に入院していただき、翌日に行います。術後に痛みの確認をして、その次の日に退院となります。

この治療の入院から退院までのおおまかな流れ

1. 手術前日に入院していただきます。

2. 手術日当日朝から感染予防の抗生剤の点滴を行います。その後抗生剤は2日間内服してもらいます。

3. 手術は1時間くらいかかります。うつ伏せの姿勢で行います。

4. 手術翌日に退院します

*この治療の専門外来:月曜・火曜・木曜の14時から15時30分まで、痛みセンターで問診・診察し、この治療が必要かどうか判断します。
予約診察のみで予約外は受け付けていません。必ず予約センターで予約してください。

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