ごあいさつ

日帰り手術について

おかげさまで全国に先駆けて我々徳洲会病院が1995年より開始した『日帰り手術』というシステムもマスコミ・メディアが 大きく取り上げたこともありますが、随分と聞きなれた言葉となりました。今ではある程度の病院ではどこでも耳にするようになりましたし、手術を受けられる 側からの要求としても『日帰り手術はできますか?』というような質問が簡単に来るようになりました。それだけ、世の中のニーズに答えるものであったのかと改めて再認識させられております。ある意味タブーであったこの『日帰り手術』ですが、必ず成功すると信じてここまで辛抱してやってきて本当によかったと 思っております。

開始当初は、

  1. 入院費が取れないし病院の利益が少なくなる
  2. リスクが大きすぎる(日帰りで家に帰って何かあったらどうするのか?)
  3. 日本の保険制度だと人は集まらない
  4. 基本的に朝の7時からの手術で勤務時間はどうなるのか?

など、散々な批判を受けながらの開始でしたが、実際にこのような形でご好評頂いている状況であります。
当たり前のことですが、

『今、世の中で何が必要とされているのか?』
『何が無駄なのか?』

そのような疑問を追及し常に考えること、そしてそれを説得し、理解していただき実際に行動を起こすこと(病院長にリーダーシップをとって頂き、職員みんなにもそのアドバンテージを理解し協力していただく)、そして本当にそれが正しければ必ず成功するという信念を持つこと、成功するための努力を惜しまないことの大切さを改めて教えられたような気がします。

  1. なるべく早い社会復帰(仕事が休めない、子供がいる等)
  2. 無駄な入院費の減少
  3. 長期入院による環境変化のフラストレーションからの開放(お年よりの場合には特に)
  4. 家族や親戚、ご近所様の見舞いなどによる肉体的・精神的負担の軽減

等『日帰り手術』による色々な変化があります。特に4は深刻な問題で、ご近所様に分からないようにこっそり手術を受けることなんて、今の世の中『日帰り手術』以外ほぼ不可能だと思うのです(入院したら手術したことがばれてしまいます)。

我々のやってきたことが全日本のあらゆる学会や病院でも認められるようになり、今では様々な病院で『日帰り手術』を立ち上げている状況で、見学者もいらしている次第であります。もちろんお客様も千葉や静岡からの遠方の方もいらしております。始めて12年ですが当院にての『日帰り手術』は比較的キャリアが長いということになりますね。

専用のパンフレットにも載せてありますが、私の専門の外科では、そけいヘルニア(脱腸)、胆嚢結石症(胆石)、痔、下肢静脈瘤、甲状腺腫瘍、手掌多汗症(手に汗をかく)など、その他色々な手術が日々行われています。

色々な方々の協力、院長をはじめ全職員のご理解の元にここまでやってこられました。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。これからも『日帰り手術センター』を何卒よろしくお願い申し上げます。手術を受けられる方のニーズがある限り頑張ります。

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