婦人科の手術・入院

子宮筋腫の治療

症状のない方は必ずしも治療の必要はありません。治療は大きさや症状によって対症療法、ホルモン療法、手術療法などがあります。 それぞれ患者さんに合わせた適切な治療法について相談させていただきます。
当院で行なっている手術の方法について説明します。

腟式子宮全摘術

お腹を切らずに腟のほうから手術します。開腹しないことで体への負担が少なく、術後の合併症も少ないのが特徴です。
経腟分娩(普通のお産)を経験した方なら子宮重量に関わらずとることが可能ですが、手術時間が長くなることや出血が多くなります。そのため、およそ1000g以下を目安として行なっています。
場合によってGnRHアナログ製剤を2-3回注射することで筋腫が小さくなることが期待できます。この注射をすることによって開腹をしないで手術可能なこともあります。
入院当日に手術をして2泊3日くらいでほとんどの方が退院可能です。

腹式子宮全摘術

特に大きな場合や癒着が強いに開腹して子宮を摘出します。場合により子宮頸部だけを残して摘出することも可能です。おおむね3泊4日の入院です。

筋腫核出術

妊娠を希望している方や子宮を残した方がよい場合に行ないます。腹腔鏡での手術が可能な場合もありますので、ご相談ください。2泊3日~3泊4日の入院です。

子宮鏡下手術

月経異常や不妊の原因になる内膜ポリープ、子宮内腔に1/2以上が突出している粘膜下筋腫などが対象です。ほとんどが1泊2日の入院です。

その他の治療

卵巣腫瘍の手術

良性と考えられる場合は腹腔鏡手術を行なっています。腫瘍の性状によって方法が少し異なることもありますので、その場合は相談させていただきます。また悪性が疑われる場合は術中迅速診断を行い、その結果に合わせた手術を行なうことができます。腹腔鏡手術であれば1泊2日~2泊3日の入院です。

子宮頸部初期病変(異形成、上皮内癌、頸癌I期症例の一部)

円錐切除術(超音波メスを使用し、ほとんどが日帰りで行なっています)

子宮頸癌

手術可能な場合は単純子宮全摘術~広汎子宮全摘術を行ないます。進行癌の方や合併症などで手術が困難な方の場合は放射線療法や化学療法を行ないます。

子宮体癌

可能な限り手術を行います。早期癌で、妊娠を強く希望される方にホルモン療法が可能な場合もあります。また手術後の進行期(危険因子)によっては化学療法を行うこともあります。

卵巣癌

治療の基本はできるだけ腫瘍をなくすようにする(遺残を少なくする)ことです。そのため手術と化学療法を組み合わせることが多くなります。化学療法を先に行なって、小さくしてから手術をする場合もあります。
化学療法や放射線療法は通院しながら外来で行なうことが可能です。

外来化学療法について
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